あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫「“やだ”って言ったら、スッキリしちゃった話」

おはようございます。
椿樹です。


小さいとき、
本当は欲しいけど我慢した。
こんなことして欲しいけど言えなかった。
お手伝いとか、弟に譲ることとか、
理不尽なことに『いやだ』って言えなかった。


こんな経験ありませんか?
私は長女で生まれ、4つ歳の離れた弟がいました。


弟は、おもちゃ売り場やスーパーのお菓子売り場で、
思いが通らないと、ブレイクダンスするような子でした(笑)
怒って泣いて、欲を出す。


私はそれがすごくイヤでした。
そりゃそうですよね、我慢してるんだから。


外でクラッシュした弟が、勝利をしている場面も何度も目にしました。
そこにもすごく腹が立った。
そんなことしちゃダメなのに、わがままはいけないのに…


私と弟は、占術で見ると同じものを持っています。
“愛され星”
ただ、愛され方は人によって違いますよね。


弟は素直な子どもらしい子どもとして、わがままだけど、
親や先生、大人に可愛がられる子でした。

私はいつもニコニコ愛想よく、挨拶もできるし、
ハッキリした言葉でしゃべる、
年配の方から“えらいね~”と褒められる子でした。
【できることで愛される】そんな手段を覚えた子ども。


だから、“怒る”ということをしてこなくて、
高校生くらいまで、他人とケンカというものをしたことがなかった。


そんな幼少期から大人になり、
この言いたいことを抑える、嫌と言わないことが、
外れた瞬間がありました。


第1次転機。保育園への就職。20歳ごろ。
配属先は2歳児のクラス。
クラスのほとんどがイヤイヤ期。


毎日毎日、やだやだ、駄々をこねる姿を見ているうちに、
自分もやだやだ言いたい衝動がうずうずしてきたんですよね(笑)
でもそんなこと、自分の親には言えない。


当時付き合っていた彼氏がいました。
付き合いが長かったこともあり、
何か言われるたびに、
『いやー、やだー』『無理ー』と(笑)


はぁ?という顔をされましたが、
毎日イヤイヤ言われてるから、私だってイヤイヤ言いたいんだ!
と伝えたことで、受け入れてくれた覚えがあります。


そこから先の20代は激動期だったので、
次に訪れたのは、結婚をしてから現在進行形(笑)
『ごはん作るのやだー』『洗い物やだー』
『キレイにしたいけど掃除したくないー』
『今日はお母さんやりたくないです!』 


言ったところで状況が変わらないこともある。
ですが、“やだ” “やだもん”と口に出すと、
何かスッキリするんですよね。
(昔、教育テレビの番組で、黄緑色の“やだもん”っていうキャラクター
いましたよね?)


小さいときに言えなかった言葉や感情を、
大人になって消化してるんだろうな~と。
20~30年分の“いやだ”
お腹や胸のあたりに溜まった、赤黒い感情が昇華されていく。


“やだ”って言えるようになった私。
今は「ごはん作るのやだー」「掃除やだー」なんて口にしながらも、
それを笑って聞いてくれる人がいて、自分も楽になる。
結局のところ「やだ」もまた、 人生を前に進めてくれる魔法の言葉なのかもしれませんね。 過去の自分を救い、未来の自分をもっと自由にするためのプロセス。
同じように我慢してきた方がいたら、 “小さなやだ”から口にしてみてください。
きっと心がふっと軽くなりますよ。 では、また。 椿樹  

 

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