あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫「1400段の階段を登って、見えてきた“生き方の縮図”」

おはようございます。
椿樹です。


みなさんは“登山”ってされたことありますか?
私は山登りって、小学校の遠足と、
旅先で1回、思い付きで登ったくらいなものでした。


でも最近、行ってみたいなと思い、
スニーカーでも上がれるくらいの愛知県新城市の鳳来寺山へ。


ふもとから車で入っていくと、途中から
なんだかぞわっとする空気感。


想像していたのは、森の中の山道。
実際着いてみると、そこに待っていたのは、
1400段の石の階段。
ここは鳳来寺の参道。


なんだか自分が小人になったんじゃないかと思うほど、
周りの木々が大きい。
スケールの大きな空間。
私という存在も、私が考えていることも、
塵くらいなこと。
そんなことを感じながら修行のために、
僧侶の方も修行の入り口として上がられたのかな。


氣の流れがいいからか、ところどころに、
びっくりするくらい大きい杉の木も。


途中2回の休憩をしても、上り階段に心拍数が上がる。
でも不思議と、一番つらかったのは中腹で、
ある地点にくると、空気が変わって身体が軽くなった。
洞窟みたいなところをワクワクくぐり、鳳来寺へ到着。


上がってみてびっくり、
ここまでは鳳来寺の参道なだけで、鳳来寺山の山頂はまだまだ上。
今の私にはここまで。


全身をつかうことで、呼吸も深く、
澄んだ空気が、身体なかのとおりをよくしてくれている。
氣の大きさ、流れも相まって、
詰まりがとれるというか、身体が緩む感覚になりました。


そして、上で食べたおにぎりが美味しかった!
途中で食べたオレンジもびっくりするくらい美味しかった!
“感覚が澄む”って、普段はぼやっとしがちな
ありがたさも感じますね。


さぁあとは下るだけ、の帰りの方が身体は危機を…


“ひざが笑う”
昔の人は表現が秀逸だなぁ。
こんなんでガクガクしてるの?
と言わんばかりに、ひざが笑って思いどおりにいかない(笑)


うねりながら上がって、
呼吸して、
うねりながらゆっくり降りてくる。
生きていること、生き方の縮図のような時間でした。


何百年も前から存在している土や木々のなかに
身をおかせてもらうことも、あり方を感じるとき。


また、登りながら体力もつけていきたいと思ったのでした。


では、また。


椿樹









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