あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫「9歳の壁―子どもの成長と親の葛藤、どう向き合う?」

おはようございます。
椿樹です。


最近、息子(8歳)が、
「なんでママの言うことを聞かなきゃいけないの?」と、よく言うようになりました。
「えっ?」最初は驚いてしまいましたが、よく考えると、
これってすごく自然な成長の過程なんですよね。


自分の意見を強く持ち始めて、
親と自分は違う存在だ。と感じる時期に差し掛かっているんだなと。


シュタイナー教育では、「9歳の壁」という言葉があるように、
まさにこの頃から子どもは自我を芽生えさせて、
反抗的な態度が出てくる時期。


「自分は自分」と思う気持ちが強くなって、
親に対しても「自由にさせてほしい」「自分の考えを尊重してほしい」
なんていう要求が増えていきます。


だからこそ、「息子が成長してるんだな」と感じる反面、
「いやいや、全然管理できてないし、出したものもしまえてないけど?」
と言いたくなったりもします。


たとえば、最近息子が「お金を入れたお財布も自分で管理したい」
と言ってきました。
確かに、自分でできることが増えてきたのは嬉しい。
けど、整理整頓が苦手、ものも忘れがち、
少し不安になります。
自分で管理するってどういうことなのか、理解できてる?
子どもだからこそ心配になっちゃうんですよね。


「僕もう、そんなくらいできるから!」と言ったかと思うと、
夜には「ひとりで寝るのはやだ…」
どっちよ?!
ふっと笑えるときもあれば、私の気持ちに余裕がないとイラっとも(笑)
大人ぶりたいけど、まだ子どもらしさを必要としている。
その矛盾を見ていると、ついつい「まだ子どもなんだから」って言いたい!


でも、この「9歳の壁」を意識するようになってから、少し気持ちが楽になったんです。
息子の反抗や自立心が芽生えるのは、成長の過程なんだなと思えるようになったから。
でもそれと同時に、どうしても私は親として、
まだまだ「管理しなきゃ!」という気持ちが強くて、
息子に対して心配や不安も感じるんです。
「これじゃまだまだできないでしょ?」と思ってしまうこともある。


でも、ここで大事なのは、
息子が少しずつ自立しようとする気持ちを尊重してあげることかなと。
自由にさせてみることで、息子の成長を支えていけるのだろうと思うんです。
反抗的な態度も、将来に向けた、
自分の力を育むために必要な過程なんだな、と感じるようになりました。


とはいえ。
心の中で「まだ早くない?!」と思う自分もいます。
それに、私だって完璧な母親ではないし、
不安になることだって、怒れてくることだってあります。
息子の自由を尊重したいけど、どこまで自由にさせていいのか、
管理しきれない自分に対してどう向き合っていくのか。
そのバランスって難しいなと感じることも多い。


それでも、少しずつこうして、
私もぶつかりながら、親として学んでいくのだろうな~と。
子育ては親育て。
そんなふうに思うと、少し気持ちが軽くなりますよね。
息子がどんどん自分を持って、
意見を言えるようになっていくのは、嬉しいことだし、
私も一緒にその成長を見守りたいと思っています。


同じように、子どもの反抗や自立心に悩んでいるお母さんたちへ。
きっと皆さんも、自由にさせてあげたい気持ちと、
心配になる気持ちが交互にくるのだと思います。
でも、それが子どもを支えるために必要な時間であり、
お互いに成長していける大切な時期なんだと信じて…
進んでは戻りながらも、少しずつ前に進んでいけたらいいですね。


そのためにも、自分がご機嫌でいられるツールを持って、
一緒に乗り越えていこう、そんなふうに思っています。


今日は想いを書いていたら、長めになっちゃいました。


では、またあした。


椿樹(つばき)

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