あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫うるさいな、と思える日常は“生きてる証拠”

おはようございます。
椿樹です。


日曜日から毎日、父からLINEが送られてきます。
山梨から福島にかけて、
旅行を楽しんでいるのだとか。


『今日から山梨県大泉村を皮切りに、那須高原経由、
福島周遊の旅に出かけております。
お昼に入った蕎麦は美味しくおすすめです。
宿に入る前に、故柳生博が開発した、
八ヶ岳倶楽部にて、新進気鋭の作家が制作した
作品を鑑賞しました…』


こんな日記メッセージが、この後の夕食も写真付きで
送られてくる。
ここのところ毎日きております(笑)


以前は、こういうのが煙たく感じることもありました。
本人は気分よく、私も景色が見たいと思って
送ってきてくれてるんですけどね。


昨年のいまごろ、
父は、脳出血で緊急手術をしました。
6月を皮切りに、心臓2回、脳4回。


頭蓋骨に穴をあけて管が通った姿を見たとき、
帰りの運転で、
先立ったおじいちゃんと母に、
“まだ連れて行かないで”
と願っていました。


それでも生命力があったのか?
6回も不具合になり手術をするも、
後遺症もなく、自分で歩いて、
仕事も復帰して、
今、旅行を楽しんでいるんです。


送られてくる写真で、にこやかに奥さんと並ぶ姿を見て、
良かったなぁと思うんですよね。


でもこれって、
“もう死んでしまうかもうしれない”
をリアルに体感したから。


居て当たり前の存在ほど、
小さなことに腹が立ったり、疎ましく思えたり、
期待をしたり…
ご主人や奥さま、お子さんに思ってませんか?(笑)


そう思えていることが、
「当たり前に存在してくれているから」
存在に、不安や心配事がないからですよね。


腹を立てることができるのが、
幸せの証かもしれない。


起きてリビングにきたときの汚さに、
どんよりしますか?
ごはんを作って、食べないことに、
イライラしますか?
面倒くさいことを頼まれて、
ムッとしますか?


全部、誰かがいるから起こること。
そういう私も、上記全て、
もう!と思いますよ(笑)


でも、命に限りがあること、
生きていることが、いつでもおびやかされること、
の経験があるから、
思い直すことはできます。


あなたが腹を立てる毎日は、
平和だから、かもしれないですね。


今日も、周りの人とやり取りができることを、
楽しみながらお過ごしくださいね。


では、またあした。


 椿樹(つばき)





 

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