あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫亡くなる命と、繋がる意志と縁

おはようございます。


一昨日、主人の祖母がお亡くなりになり、
昨日お通夜に行ってきました。


結婚してから、
年に2.3回お会いさせていただいてきましたが、
これまで1回も、しかめっ面や、
怖い顔を見たことがないおばあちゃん。


若い時の話や、最近物忘れが多いことを、
いつも笑い話で、
柔らかいお顔で話されるおばあちゃん。
だから、お家も居心地が良かった。


91歳というお歳でしたが、 
棺に眠るおばあちゃんのお顔にも、
妬みや憎しみのようなものは感じなくって、
穏やかで優しいお顔。


息子は初めて、人が死んでしまう。
ということを経験し、
不安と疑問が心をしめていましたが、
棺の前に何度も行っては、おばあちゃんのお顔を見ていました。


もう生きていない、目も開いていない、
動かない。
自分の目で見て理解して、空気を感じとって、
手を合わせるということ。
背中を見ていて、やっと腑に落ちたように見えました。


そして、おばあちゃんが亡くなられたことで、
初めて会う、従兄弟の男の子との出会いも。


私の祖母や母が亡くなったときも感じましたが、
お通夜や葬儀は、故人を弔うものであり、
見送るための儀式。


ですが、故人が、
残された遺族を繋いでくれてもいると思うんです。
久しぶりに会う遠い親族、
初めてお会いするお方。


その方たちとたくさんお話をしていくことで、
残された、命ある遺族が、
新たな繋がりを感じる、心をまとめていく、
そんな儀式であると感じています。


それを見て、故人も、
安心して成仏ができるのかもしれないですね。


今日は葬儀ですが、たくさんの方とお話して、
おばあちゃんに安心してもらえるよう、
参列してこようと思います。


では、またあした。


 椿樹(つばき)
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