あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫半年頑張った自分を整える。夏越の大祓で心のリセットを

おはようございます。
椿樹です。


気がつけば、6月もう終わり。


「えっ、もう半年たったの?」と、
カレンダーを見て
驚いた方も多いのではないでしょうか。

年始に「今年こそは○○をしよう」と
目標を立てたのに、
思うように進まなかったり、
日々に追われて忘れてしまっていたり…
気がつけば、心も身体も、
どこか重たく感じている自分がいたりしますよね。


そんな今の時期、日本各地の神社では
「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」
という神事が行われています。
あまり馴染みがない方もいるかもしれませんが、
これは1年を前後半に分けて、
前半の“穢れ”や“厄”を祓う、
日本の古くからの行事になります。


私たちは日々の暮らしの中で、
知らず知らずのうちに疲れやストレス、
ネガティブな思考をため込んでいます。
それはまるで、
部屋の隅にいつの間にかたまっているホコリみたい。
見えにくいけれど、確かに存在していて、
空気の流れを鈍くしてしまうんですよね。


夏越の大祓では、多くの神社で
「茅の輪(ちのわ)」という大きな輪が設けられ、
それを“くぐる”ことで心身を清めるとされています。


輪をくぐる動作自体が、
ある意味「けじめをつける儀式」
「ここまでよく頑張ったね」と自分をねぎらい、
ここからまた仕切り直そう」と
気持ちを切り替えることができるんです。


また、「人形(ひとがた)」という紙に
自分の名前や年齢を書き、
息を吹きかけることで穢れを移し、
川に流したり焼納したりする風習もあります。


これも、自分の中にある
“もう手放していい感情”を外に出していく行為。
まるで心のデトックスですね。


いつも周りのことばかり気にして疲れてしまう自分。
頭の中がぐるぐるして、なかなか決断できなかったこと。
小さな失敗をずっと引きずって、自分を責めてしまうクセ。
こうしたものを一度リセットする良いタイミングが、
「夏越の祓」なんですね。


後半の半年を、軽やかに、笑顔で過ごしていくために。
心のホコリを払って、
また新たなスタートを切る準備をしませんか?


神社に足を運ぶだけでも、空気が変わります。
茅の輪がある神社を見かけたら、
ぜひくぐってみてくださいね。


きっと、気持ちの風通しがよくなりますよ。


では、またあした。


 椿樹(つばき)


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