あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫愛すべきうちの、黒ゴマきなこもち(=^・・^=)

おはようございます。


ある朝のこと、
「え?!でか!!」


主人の声が聞こえた。
なんだ?と思い近づくと、
その足元で、猫がごはんを食べている。


まじまじと見た、うちの猫。
え?!こんなんだっけ?!


ごはんを食べる後ろ姿が、まるまるしていて、
なんだろう、
猫にそんなものがあるのか分からないけど…


“中年太り感?”


あ、最近よく不満そうにこっちを見ながら、
壁をカリカリするフリをする…
まさか、更年期?


猫が家へきたのは、
今から10年も前のこと。


私の実家近くのスーパーの自転車置き場で、
一匹で泣いているところを、
飲みに行った帰りの主人が見つけ、
電話がかかってきた。


「そんなの飼えるわけないから!
 早く帰ってきて!!」


もう!酔っ払ってるから!
と思い言いましたが、納得いっておらず、
数時間後にもう一度見に行きました。
すると、そこに猫の姿はなかった。


夜22時すぎ、閉店後のスーパーの横で猫を呼ぶ主人。
「にゃあーー」


反対側にある空き地から、猫のか細い声が。
急いで声のする方に向かい、
スーパーで買ったであろう、猫用ささみを食べさせている。


片手にのってしまうくらいのちいさな子猫が、
まだ上手に食べられないけど、
一生懸命食べている。


…………。
「とりあえず連れて帰って、飼い主探そっか」


そこから10年。
このときの小さな子猫が、
まるまると大きくなって、うちにいる。
一升分の、黒ゴマきな粉もちほどになって。


たまたま、実家の方にいたこと。
たまたま主人が見つけたこと。
夜になっても、猫が出てきたこと…
偶然が重なって、うちにきた猫。


ちなみに主人は猫アレルギー。
目を真っ赤にさせながら撫でて10年。
今でも目を痒くしていますが、慣れもあるようです。


猫にも輪廻転生があるとするなら、
もしかしたら、うちの家族と前世でも、
ご縁があった猫なのかな。


まるまるしているのは、
安心ということでいいでしょうか?(笑)


今日は、猫と主人の、
出会いのストーリーでした。


では、またあした。


ごきげんよう。


 椿樹(つばき)

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