あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫柳の枝に雪折れなし

おはようございます☀
今日もブログを訪れていただき、ありがとうございます。 今日は少し「強さ」について、お話ししてみたいと思います。 以前のブログにも書きましたが、 学生のころから、社会人になってからも、 私はずっと「強くなりたい」と思い続けてきました。 悩みが尽きなかったあの頃は、
「私は弱いから、こんなに悩むんだ」
「もっと強くならなきゃ、生きていけない」
と、そんなふうに思っていたんです。 強さといえば、何があっても動じず、 誰に何を言われても跳ね返せるような、 まるで“戦士”のような存在をイメージしていました。 木にたとえるならば、大きくて太くて、 どっしりと構えた「大木」 その根を地面にしっかり張って、 鳥たちが羽を休め、虫や植物たちが寄り添うような、 そんな存在。 でも最近は思うのです。
そんな大木でも、大きな嵐や雪には、 案外脆いところがある、と。 雪の多い地域では、木の枝が折れてしまわないように 「雪吊り」という補強をするそうです。 けれど、「柳の木」にはそれが必要ないのだとか。 柳は、見た目こそ細くて繊細ですが、 風や雪に対してしなやかに揺れて、決して折れない。 その柔らかさ、しなやかさこそが、 真の「強さ」なのではないか。
そんなふうに思うのです。 硬く、揺るがず、立派に見える強さもありますが、
「柳の枝に雪折れなし」
という言葉があるように、 しなやかに受け流し、柔軟にやり過ごす力もまた、 立派な強さのかたち。 何か困難があったとき、すぐに解決できなくてもいい。 受け止めて、しなって、やり過ごす。 そして、また日常に戻る。 そんな心の余白が、 今の時代にはとても大切なんじゃないかなと思います。 あなたのなかにも、きっと「柳のような強さ」がある。
もし今、なにかに立ち止まっていたり、 揺らいでいたりしても、 それは「弱さ」とはかぎらない。 柔らかさは、強さ。 今日もあなたに、しなやかな強さが宿りますように🌿 読んでくださり、ありがとうございました。 では、またあした。 椿樹(つばき)

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