≪あまつひ椿樹≫柳の枝に雪折れなし
2025 / 05 / 28
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あまつひ 椿樹
おはようございます☀
今日もブログを訪れていただき、ありがとうございます。
今日は少し「強さ」について、お話ししてみたいと思います。
以前のブログにも書きましたが、
学生のころから、社会人になってからも、
私はずっと「強くなりたい」と思い続けてきました。
悩みが尽きなかったあの頃は、
「私は弱いから、こんなに悩むんだ」
「もっと強くならなきゃ、生きていけない」
と、そんなふうに思っていたんです。
強さといえば、何があっても動じず、
誰に何を言われても跳ね返せるような、
まるで“戦士”のような存在をイメージしていました。
木にたとえるならば、大きくて太くて、
どっしりと構えた「大木」
その根を地面にしっかり張って、
鳥たちが羽を休め、虫や植物たちが寄り添うような、
そんな存在。
でも最近は思うのです。
そんな大木でも、大きな嵐や雪には、
案外脆いところがある、と。
雪の多い地域では、木の枝が折れてしまわないように
「雪吊り」という補強をするそうです。
けれど、「柳の木」にはそれが必要ないのだとか。
柳は、見た目こそ細くて繊細ですが、
風や雪に対してしなやかに揺れて、決して折れない。
その柔らかさ、しなやかさこそが、
真の「強さ」なのではないか。
そんなふうに思うのです。
硬く、揺るがず、立派に見える強さもありますが、
「柳の枝に雪折れなし」
という言葉があるように、
しなやかに受け流し、柔軟にやり過ごす力もまた、
立派な強さのかたち。
何か困難があったとき、すぐに解決できなくてもいい。
受け止めて、しなって、やり過ごす。
そして、また日常に戻る。
そんな心の余白が、
今の時代にはとても大切なんじゃないかなと思います。
あなたのなかにも、きっと「柳のような強さ」がある。
もし今、なにかに立ち止まっていたり、
揺らいでいたりしても、
それは「弱さ」とはかぎらない。
柔らかさは、強さ。
今日もあなたに、しなやかな強さが宿りますように🌿
読んでくださり、ありがとうございました。
では、またあした。
椿樹(つばき)
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