あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫私がもっと上手くやれたら…自分を責めてしまいますか?

おはようございます。
椿樹です。


先日、子どもが学童でトラブルになってしまいました。
帰りの息子が少し落ち込んだ様子で、私も心配に。


「何があったの?」と聞くと、
どうやら友だちから、ちょっと悪ふざけを受けたようで、
自分も同じことを他の子にしてしまった。
指導員さんとも話をしたとのこと。


内容を聞けば、大きな問題ではなさそう。
でもそういうとき、心の中でよぎること。


「私の育て方が悪かったのかな…」
「ちゃんと話を聞いてあげてなかった?」
「愛情が足りなかったのかな…」って。


誰にも責められていないのに、
状況もよくわかっていないのに、
なぜか“自分のせい”なんていう方向に考えてしまう…


これ、私自身だけじゃなくて、
お客さまたちからもよく聞くお悩みです。


たとえば、
社内で機嫌が悪い人がいると、
「私が何かしたっけ?」と思う
子どもが言うことを聞かないと、
「私がちゃんとできてないからかな…」って責める
夫婦の間で少し距離を感じると、
「上手く向き合えていないのかも」と考えてしまう。
ここは相手に不満を持つ方も多いですけどね(笑)


誰かが何か言ったわけでもないのに、
何かあると
「私のせいかも」と思ってしまうんですよね。


ですが実はこれ、今の出来事だけが、
原因じゃないことが多いんです。


私たちの中には、小さな頃に身につけた
“無意識の思い込み”がたくさんあります。


たとえば、子どもの頃にこう感じていたとしたらどうでしょう?


親の機嫌を取ることで、怒られずにすんだ。
自分が我慢すれば、家族がうまくいくと思っていた。
いい子でいることで、愛されると感じていた。
失敗をすると、「なんでできないの?」と責められた。


こんな経験が積み重なると、
まだ幼い小さな心は、こう学ぶんです。


「空気が悪くなるのは、私のせいかもしれない」
「うまくいかないのは、自分ができないからだ」
「人の感情は自分がコントロールしなきゃ」


…今読んでみても、ちょっと苦しいですよね。
でもあの頃はそれで生きるしかなかった。


大人になった今、
「そんなことないよ」
と頭ではわかっていても、
体や心が先に反応してしまうのは、
この“潜在意識”が動いているからなんですよね。


そんなふうに責任を負ってきたあなたは、
本当に頑張って生きてきた。


そしてもう、その思い込みを手放してもいいころ
なのかもしれない。


「そっか!これって昔の私が身につけた思い込みなんだ!」
そうやって理解してあげるだけで、
ぐっと心がゆるんで、
自分を責めるクセが少しずつ和らいでいきます。


「私のせいかも…」と思った瞬間に、
まずは、そっと自分に声をかけてあげてみてください。


「それ、本当に“私”のせい?」
「昔の私が、そう思い込んでるだけかもよ?」
「いま、責められる必要ある?」



自分を責めるクセは、あなたが優しすぎた証拠でもある。
だからこそ、今その優しさを、
自分自身にも向けてあげてほしいなと思うんです。


自分がどんな思い込みを持っているか、に気づきたい方へ
心のクセを一緒にひも解くセッションもご用意しています。
必要なときは、お声かけくださいね。


では、またあした。


椿樹(つばき)

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