
≪あまつひ椿樹≫遊びきる体験が、心の土台をつくる
おはようございます。 先日、息子が午後3時から近所の公園に 遊びに出かけ、夕方6時を過ぎても帰ってこない。 心配になって様子を見に行くと、 5人の近所の子どもたちと一緒に、 ブランコで大はしゃぎ。 私が来たことにも気づかず、 夢中で遊びに没頭していました。 もう一人のお母さんも様子を見に来て、 「まだ明るいし、みんないるなら、様子みよっか」 と話し、いったん帰宅。 その後、夜7時すぎに「ただいまー!」 と弾む声で帰ってきた息子の顔は、 全身から“やりきった!” というキラキラがあふれていました。 Tシャツも靴下も真っ黒。 でも自分からすぐにお風呂へ直行し、 夕飯もモリモリ。おかわりまでしてくれて、 なんだかこちらまで嬉しくなるような夜。 実は私も、幼いころは、 公園が目の前にある家に育ちました。 母の「ごはんできたよー!」という呼びかけで帰ってきても、 夏が近づくとごはんを食べたあと再び外に出て、 暗くなるまで遊び続けた記憶が。 遊びきって帰るころには、心の奥まで満たされていて、 なんとも言えない達成感と、 心がふくらんだような感覚を覚えています。 最近は「集中力をつけるにはどうしたらいいか」 「最後までやりきる力を育てるには」 といった子育てや教育の話題をよく目にします。 でも、それらの力の根底にあるのって、 “やりたいことを満足いくまでやりきった経験” なんじゃないかなと思うんです。 大人の感覚で「〇時までには帰らなきゃ」 「暗くなると危ない」 と制限をかけてしまうのも大事なこと。 でも、環境が整っていて、信頼できる仲間がいて、 見守れるならば、 心のままに遊びきる経験も、 大事にしてもいいのかもな~と。 そうした小さな「やりきった!」体験の積み重ねが、 集中力や達成感、自己肯定感といった、 目に見えない、 大切な心の土台になっていくのではないかな。 ちなみに私は子どものころ、 友達と一緒に砂場で落とし穴を作って、 友達のお母さんを呼び出して、 仕掛けに誘導したことがあります。 ろくなことしてませんね(笑) 今思えば悪ふざけだったけど、 夢中で穴を掘って、工夫して、完成させて、 実際に“ハマった”ときのあのワクワク感。 そして達成感、今でも鮮明に覚えています。 あなたは、小さいころ、 どんな遊びに夢中になっていましたか? 大人になった今こそ、 あの頃の“夢中”や“やりきった感覚”を、 思い出してみるのもいいかもしれませんね。 では、またあした。 椿樹(つばき)
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あまつひ 椿樹

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