
≪あまつひ椿樹≫香りがもたらす、“こころと記憶”への影響
こんにちは!
先日、母の命日とお彼岸でお墓参りへ。
母が亡くなる直前、病院からもう危ないという連絡で、
病院まで走る道。
ちょうど桜が満開で、濃い沈丁花の香りがたちこめた暖かい日でした。
病院に駆け込んだときにはもう息を引き取ったあと。
家族誰も間に合わなかったんです。
大袈裟に看取られることを嫌って、猫のようにひっそりと。
母らしいなぁとも。
お通夜も葬儀もずっと沈丁花の香りが漂っていたから、
この季節、香りを嗅ぐと、母の最期を思い出します。
みなさんにも
“香りで思い出される記憶”
ってありますか?
【香りがもたらす、心と記憶への不思議な影響】
みなさんの中にも、
「この匂い、懐かしい!」
匂いを嗅ぐことで、思い出す風景や人、
シチュエーション、ちょっとした香りが、
昔の思い出や気持ちを突然呼び覚ますことってありませんか?
実は香りには、
記憶や感情を呼び起こす力が!
では、香りがどんな風に私たちの脳に影響を与え、
心や記憶を動かすのか?
【香りが脳に届く仕組み】
実は香りは他の感覚とはちょっと違って、
私たちの脳に直接届きます。
香りを感じると、
その情報は「嗅覚神経」を通って、
感情や記憶を司る部分にダイレクトに伝わるんですよね。
そのため、香りは、
私たちの感情や記憶に、
強く結びついているんです。
たとえば、
子供の頃にお母さんがよく作ってくれた料理の匂いを嗅ぐと、
「懐かしいなぁ」と感じたり。
それは、香りがあなたの脳の中にある
「記憶の場所」を刺激して、
昔の温かい記憶を呼び起こしているからなんですよね。
【日常で感じる香りの力】
香りが引き出す記憶や感情は、
普段の生活でもよく感じるもの。
旅行に行ったときに海の匂いを感じると、
その時の楽しい気持ちが蘇ったりします。
また、香りは感情に働きかける力も。
お部屋にお気に入りの香りを取り入れるだけでも、
気分がリフレッシュしたり、
落ち着いたりするので、
香りを生活の一部として楽しんでみるといいですね。
香りはただの「いい匂い」ではなく、
私たちの心や記憶を動かす強力な力を持っています。
ぜひ “いま” 心地いい香りを見つけて、
上手に使うことで、
毎日の生活をもっと快適に、
そして、気分のいい記憶を
積み重ねていってみるのはどうでしょうか?
楽しい記憶の引き出しが増えそうですね^^
では、またあした。
ごきげんよう。
椿樹(つばき)

あまつひ 椿樹

最新記事 by あまつひ 椿樹 (全て見る)
- ≪あまつひ椿樹≫“種”が持つチカラから学ぶこと - 2025年3月31日
- ≪あまつひ椿樹≫心理効果をもたらす“推し活” - 2025年3月28日
- ≪あまつひ椿樹≫香りがもたらす、“こころと記憶”への影響 - 2025年3月27日