あまつひ 椿樹

≪あまつひ椿樹≫7歳の商談成立。ねり消し半分でカナヘビをお迎えしました

おはようございます。


今日の名古屋は雨模様。
朝からよく降っています。
本格的な梅雨入りかな。


さて、昨日、
バッタホイホイの話をさせていただきましたが、
今日は、それを食べる【カナヘビ】が、
家へきたエピソードについて。


ある日、息子を学童へ迎えに行ったときのこと。
いつもなら、迎えに行ってから、
なかなかスムーズには帰れないのですが、


リズムよく階段を降り、
荷物を持つ息子。


靴箱に差し掛かり、靴を履いて帰ろうとすると、
「待ってー!」


何やら靴箱の下に置いてあった、
アイスの空箱を2つ、どうにか持とうとしている。


持ちにくそうだったので、
手に持っていた水筒を預かると、
しっかりとその2つの箱を抱え、
大統領かのように、みんなに手を振って、
学童をあとにする息子。


今日はずいぶんごきげんだなぁ、と思い、
歩きながら、箱の中身を聞いてみる。


「その箱、何が入ってるの?」

「ふふっ、何が入ってると思う?マーマ」

「うーん、トノサマバッタ?」

「ぶっぶー!バッタはね、こっちに入ってる」

「でもこっちは違うんだよ~こっちはね…」


中に入っていたのは【カナヘビ】


「へー!公園で捕まえたの?」

「違うよ!〇〇がくれたの!(虫好きなお兄ちゃん)」

「よくくれたね!だって〇〇もカナヘビ好きだよね?」

「だからさ、交換したんだよ!」


虫、生きもの好きの男子2人からしたら、
カナヘビは、
捕まえたらテンションが上がるランキングの、
結構上位にランクインするもの。



そのカナヘビを差し出してもいいと思う、
対価になるものって、
なんだと思いますか?


小学生男子にとって価値のあるもの…


それはなんと、【ねり消し】でした。


しかも、売られているねり消しではなく、
消しゴムで消し消しして、ずっと溜めてきた、
直径5センチくらいの【ねり消し】
その半分と交換してもらったと。


もうこれは、宝払いというか、
たからもの交換。


あの、どこへ行くにも持って行っていたねり消し。
手垢と菌の温床になっているであろうねり消し。


「ねり消しあげちゃって良かったの?」

「うん、だってまだ半分あるし、〇〇欲しそうだったし」


自分の大切なもの、
だけど相手が確実に欲しいものを差し出して、
欲しいものを得る。


商談だな(笑)


社会性って、
こんなカタチでも身についていくんだなぁ…と。


ということで、
たから払いによって、家に来られた
【カナヘビ】さま。


1か月後、彼がお腹を空かせないくらいのバッタが、
家の庭に飛び交っていることを
願いたくないけど、信じて。


では、またあした。


ごきげんよう。


 椿樹(つばき)

 >  ≪あまつひ椿樹≫7歳の商談成立。ねり消し半分でカナヘビをお迎えしました

ページトップへ