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≪宇佐美誠法≫出会いとその後、ハウツー本はいる?

先日、少し時間が余ったので
喫茶店でコーヒーを飲んで
一息入れていました。

カフェじゃなくて、
昔ながらの喫茶店で、
本棚があるようなところです。

マスターの趣味の本だとか、
お客さまのお忘れ物が
その本棚には
並んでいるのです。

何気なく、その本棚を見ていました。

目に付いたのは
一冊のハウツー本。

どうすれば女の子にもてるか。

他の本から察するに、
明らかに忘れ物です。

しかも年季が入っていて
最近の本ではありません。

ちょっとばかり
興味を惹かれて
手に取ってみました。

パラパラとみたところ、
一般論が書かれています。

清潔感を漂わせることが大事、
声をかけるときは明るく、
さりげなく車道側を歩こう、
などなど。

確かに、必須のことが
いくつかの章立てになって
掲載されていました。

ボリュームのある本ではないので
ざっと読むには、
30分もあれば十分。

結局のところ、
どうすればナンパできて、
彼女の連絡先を手に入れ、
次につなげられるか、でした。

これを読んでいる時点で、
本の持ち主は
ナンパができないだろうな、
という話はさておき。

女性の扱い方として
やや古い固定概念が
ビシバシと載っているんですよね。

今や女性はかくあるべき、
男性はこうあらねば、
などと言うのは
ほぼありません。

個の時代ですからね。

この本を今読んで、
彼女を作ることができる確率、
まあ5%もないね、なんて
思って本棚に返しましたが。

いくら、根本的な
男女の違いがあるとはいえ
今はもっと自由です。

それに、今や
ナンパではなく
マッチングアプリ。

アプリ上である程度
好みのタイプに照準を合わせ
難なくお付き合いできそうか
メッセージなりで会話を重ね。

そしてとうとう出会いです。

昔のハウツー本の一部が
ようやく活用されるときが。

と、思いきや。

一般論は所詮基本で、
そこから先が求められています。

会った彼女、あるいは彼と
どう会話を展開するか、
どのように次へ結びつけるか。

そこはオーダーメイドの世界です。

ハウツー本なんて、
役に立ちません。

自分で対象の女性や男性を見て
ジャッジもしなければいけないし
行動も起こさなくては
いけないでしょう。

昔の単純なナンパより、
あるいは難しいかもしれません。

もちろん、どういう意図で
マッチングアプリを
使うかにもよりますが。

マッチングアプリでの
異性攻略法みたいなハウツー本も
あるかもしれません。

けれども、現実で会うまでに
お互いに築き上げてきた
関係というのは
お二人だけのものです。

変にハウツー本に頼らず
ご自身の気持ちに素直で
いいんじゃないかな。

≪宇佐美誠法≫

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