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≪宇佐美誠法≫好きな気持ちを、いつまで抱えていていいの?

お久しぶりのブログ更新です。

かつて私は風俗店を
経営していました。
(プロフィール読んでね)

風俗店というと、
みんなはどんな
印象を持つのかな?

あまりいい印象ではないだろうな、
と想像します。
金と欲にまみれた
汚い世界とか。

でもね、そんなことはない。

その業界で働く女の子たち
(キャストと呼ぶのですよ)は、

意外かもしれないけど
純粋な子が多いんですね。

みんなと同じように
恋をして、つまずいて
泣いて、笑って、、、

本当に精一杯生きているんです。

ある日、一人のキャストが、
私のところに
泣きそうな顔でやってきました。

相談したいことがある、と。

聞くと、彼女は別居中で、
夫が暴力的な人だそうです。

殴る、蹴る、の暴力は受けなかったものの
壁を殴ったりするのは日常茶飯事。
いつ自分に向かうかと思うと
怖くて眠れないときもあったとか。

一念発起して
家出をしたのはいいけれど、
実家にも帰りにくく、
結局この業界に来たんですね。

風俗業界なら「社宅」もあるし、
ある程度の独立資金が
稼げると思ってのことでした。

身を隠すにもいいと
考えたのでしょう。

そういう事情から
彼女は慣れない接客業に
精を出していました。

ところが彼女、いつも来てくれる
常連のお客さんと
深い仲になっちゃった、、、というのです。

もちろんそれは禁止事項。

なぜそうなったか?
どうして今、私に打ち明けるのか?
気になりましたね。

どうやらその相手の常連さん、
優しい口ぶりで口説いたみたいです。

こんなところで働いてたら
あなたはズタボロになってしまう。
そんなあなたを見たくない。
僕が面倒を見るよ、、、とかなんとか。

ほだされちゃったんですね。

彼女の離婚は、まだ成立してなかったけど
店の外でデートまがいのことをして
彼女はどんどんのめり込んでしまった。

だんだん仕事も苦痛に感じてきて
つい彼に尋ねたそうです。

離婚できたら、一緒になれるよね?って。

この時には彼女、もう純粋に
恋する女性です。

ところが相手の男性は違った。

風俗の女性に、本気になるわけない。
外で会えたら、店で会うより安いし。

そのようなことを言われた、、、と。

「もう、どうすればいいのか、わかりません」
彼女は途方に暮れて
泣きながらそう訴えていました。

悪い男に引っかかった、
高い授業料だった、と思うしかない、
そういうことなんですけれど。

望みがなくても、相手がダメ男でも、
好きな気持ちを消せないなら
無理に消す必要はないんです。

自分の気持ちに正直でいればいい。

いずれ応えてくれない男に冷めて
次のステップへ行けるから、、、
気がすむまで好きでいて
大丈夫なんです。

過去ばかり振り返って
後悔するより、
最期の瞬間まで好きを大事にすると
きれいに次へ行けます。

時間はかかるかもしれないけれど、
心の自然治癒の力です。

≪宇佐美誠法≫

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