《春宇実ちた》2026年 獅子座の新月に灯る、本当のあなたという光
夜空のどこかで、太陽が静かに姿を隠す夜があります。
2026年8月13日、獅子座で起こる新月は、日本からは見えない皆既日食を伴う特別な新月です。
太陽の光がひととき消える瞬間、世界は闇と静けさに包まれ、そしてまた何事もなかったかのように光を取り戻していきます。普段の新月が「小さな種まき」だとしたら、今回はまるで大地ごと耕し直すような、桁違いのリセットなのかもしれません。
その余波は、これから半年をかけて、じわじわとあなたの人生に染み渡っていくでしょう。
そしてこの新月には、もうひとつ不思議な特徴があります。
ノーアスペクト、つまりオーブ5度以内のアスペクトが見当たらないのです。
誰の声も、誰の期待も、この新月には届いていないのかもしれません。まるで宇宙が「今回だけは、誰にも邪魔させない」と決めたかのような、静かな純度。
型にはめようとする力がどこにもない今、そこに立っているのは、飾りをすべて脱いだ「本当のあなた」だけなのでしょう。

獅子座が志すもの
獅子座という星座は、「私は志す」という強い一人称を持っています。
冒険心、遊び心、そして誰よりも先に自分自身が自分を認めてあげること。
今回の新月は、そのテーマを誰の干渉も受けずに、あなただけの物語として描いていいと、そっと告げているようです。
欠けた頂点が生む、意志の余白
もうひとつ、見逃せない配置があります。
水星・金星・天王星・海王星・冥王星が、六芒星の一辺が欠けた「ホームベース」という形で、緩やかに結ばれているのです。
もし欠けているところがなければ、あまりに調和が完璧すぎて、自分の力というより運命に身を委ねるだけの生き方になってしまうのかもしれません。
けれど今回は、あえて射手座の方向にひとつだけ隙間が空いています。その空白こそが、あなた自身の意志で流れを生み出せる余白なのでしょう。
理想を追いかけ、広い世界へ意志を向けてみて——星たちはそう囁いているようです。
追い風は火と風のエレメントに乗って、静かに、けれど確かに背中を押してくれています。
一方で、火星と海王星はスクエアの角度をとっていて、理想を追うあまり現実から少し浮足立ってしまう危うさも、そっと忍ばせています。
神秘に惹かれる心は大切にしながら、足元もそっと確かめてみてくださいね。
喜びの土台に立つ理想
そして今回の物語で、少し心に留めておきたいのが、心の土台を表すIC(イムム・コエリ)に金星が、社会での到達点を表すMC(ミディアム・コエリ)に海王星が、ぴったりと重なっていること。
喜びという土台の上に、天職への理想が静かに立ち上がっていく——
そんな縦軸の物語が、今この瞬間から、そっと動き出しているのかもしれません。
サビアンシンボル『中毒したニワトリ』が語ること
新月の度数、獅子座21度のサビアンシンボルは『中毒したニワトリ』。
興奮のあまり力を出しすぎてしまう姿ですが、これは「準備が整うまで待って」という戒めではないように感じます。
舞台の幕が整っていなくても、体が先に動いてしまうような、あの落ち着かない高揚感。
むしろ、完璧でなくても大きく挑みたくなる衝動そのものが、今回の新月の推進力なのでしょう。
失敗を恐れていては、破れない殻もあるものです。
多少不格好でも、飛び出してしまっていい、そんな夜なのかもしれません。
◆この新月におすすめのアクション
・心がワクワクすることを、損得抜きで選んでみる
・小さくてもいいので、自分の想いや作品を人目に触れる場所に出してみる
・「こうあるべき」を手放し、子供の頃のような無邪気な楽しさを思い出す

太陽が一瞬姿を隠すこの夜、あなたもまた、周りに見せてきた「らしさ」をそっと脱いでみませんか。
その奥にあるのは、誰かに証明してもらう必要のない、あなただけの光。
そんな感覚、ありませんか?
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